ぬーたん

ファザーフッドのぬーたんのレビュー・感想・評価

ファザーフッド(2021年製作の映画)
3.3
実話を基にした映画っていうことだけど、それほど驚くような内容ではなく、案外何処にでも居そうなシングルファーザーのお話。出産で奥さんを亡くし男手ひとつで娘を育てるという話だが、双方の親が手を貸してくれるわ、友人も助けてくれるわ、会社の上司も理解あるわ、金銭的にも困ってない、という恵まれた環境に居るので、ますます、良くある話、と思ってしまったよ。
娘の夜泣きには悩まされるが、病気もなくすくすくと育ち明るい娘に育っているし、それほど大変ではない感じ。だから、その大変さを観るというよりは、父と娘の成長と関係の変化や彼らを取り巻く人間模様と、その面白おかしい言動を楽しむ映画とでもいうような、コメディーと言って良い。ただ、コメディーとしてはいまひとつ笑える場面は少な目。グッと来るシーンも少な目。普通のファミリードラマを観てる感覚で、娘の成長や父の新しい恋に注目しつつ観てた。面白いことは面白い。
主役のパパはケビン・ハート。最近では『ジュマンジ』シリーズのひょうきんな男の役が印象的。背は低く特にイケメンでないが、コメディアンとしては有名なようだ。私生活では問題も多くて色々とトラブルも。
友人2人は見るからに個性が強く、ちょっと漫画的なわざとらしさ。
口は悪いが善人しか出ない映画で、そこは救われる。この父と娘の応援団ばかりで、ホッとする。
ひと言でいえば、良くも悪くもなく手堅くまとめた作品。
面白かったけど、笑いのオチも、感動の涙も、あまり拾えず。ただ、普通に面白く観て、良かったなあと思っておしまい。
遺された者は逞しく生きていく。前に向かって。それで、いい。

※おやつは、うまっカリ!という煎餅。作ってるのは茨城のお店みたいだ。美味しくてお取り寄せしたなあ。今日は久々にミロをホットで。
※夕飯は、ひとりだったので、自分の食べたいもの!茅乃舎のだしパックで作るアボガトとシラスの炊き込みご飯に、やってみたかったトマトを丸ごと入れてスイッチオン!炊きあがったら、トマトを潰して混ぜ混ぜ。お味は?…トマト味。トマトが勝った。強いなトマト。調和しない。コラボしない。独奏会トマト。ちょっと残念だわ。おかずは搾菜とタケノコと卵の炒め物。胡瓜の塩麴漬け。即席みそ汁はアマノのカニ汁!
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