文化祭の直前にメンバーが抜け、バンド崩壊の危機に陥った女子高生3人が、韓国人留学生をボーカルに迎え、4人でTHE BLUE HEARTSのコピー演奏に励む青春映画。
監督は山下敦弘で、女子高生たちの微妙な心の揺れや高揚を繊細に描き出し、爽やかな作品に仕上げている。
韓国の女優ペ・ドゥナの起用が成功。この作品でも個性を発揮している。
文化祭を数日後に控え、ギターの萌(湯川潮音)が指を骨折、ボーカルで設立に携わった凛子(三村恭代)もバンドを離れてしまう。
途方に暮れた恵(香椎由宇)、響子(前田亜季)、望(関根史織)の3人は、たまたま目の前を通った韓国からの留学生ソン(ペ・ドゥナ)をボーカルに引き入れ、自作曲を諦めてTHE BLUE HEARTSのカバー演奏を目指す。
文化祭ライブ当日まであと3日。
4人の練習が始まる…
「嫌いじゃないけど、好きじぁない」
「どうだった?
言えなかった」
ラストの演奏曲は、当然「リンダ リンダ リンダ」だが、主題歌は「終わらない歌」
湯川潮音がつなぎで歌うイギリス民謡「The Water is Wide」が美しい。