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モンパルナスのキキのmoneのレビュー・感想・評価

モンパルナスのキキ(2013年製作の映画)
3.6
大好きな1920年代のパリの世界観を体現した夢のようなアニメーションでした。midnight in Parisでのギルのようにこの時代のパリが好きな方にはとてもオススメ。

当時世界の芸術活動の中心ともいえるモンパルナスで活躍した女性キキの自伝をもとにした作品。
さまざまな芸術家に愛される話の中でなんかフジタが出てきそうだな…と思っていたら本当に出てきてビックリ。さらにあの<ジュイ布のある裸婦>のモデルになっていたとはさらに驚きました。
観賞後にフジタの画集ひっぱってきて見たらちゃんとモデルはキキ・ド・モンパルナスって書いてあったのでこれは…勉強不足ですね🤦🏻‍♀️


<je suis vivante... Alors je vis. faut bien que je vive.>
苦しくても生きる。生きねばならない。
ここからの真っ黒な背景と共にたくさんの笑い声と華やかな人々が流れ行くアニメーションはキキが見た華麗だけど厳しい社交界そのもの。指で描いたような荒々しいタッチがとても合っていて作中たくさん出てくる描写方法の中で一番好きでした。
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