ナツミオ

めぐり逢えたらのナツミオのレビュー・感想・評価

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)
4.0
WOWOW録画鑑賞
メグ・ライアン、トム・ハンクス主演。ロマンティック・コメディの名作。

1993年米作品
監督・脚本 ノーラ・エフロン
脚本 デビッド・S・ウォード
他出演 ロス・マリンジャー ビル・プルマン ロブ・ライナー

アメリカ・シカゴ
癌で妻を失ったサム(ハンクス)と息子のジョナ(ロス・マリンジャー)は葬儀を終え、心機一転シアトルへ引っ越し一年以上経つが妻の喪失感から抜け出せないサム。
そんな父を励まそうとジョナは、ラジオの生放送の相談番組にサムの妻探しを依頼し、亡き妻への想いを語るサムの言葉は全米女性から反響を巻き起こしラブレターが殺到することになる。

同じ時、ボルチモアの新聞社に勤めるアニーは、実家のクリスマス・パーティに参加するため、フィアンセのウォルターと向かっていた。実家で家族に婚約を祝福され、母親から何回も聞かされた、「夫との運命の出会い」をまた聞かされるアニー。
その帰り道に一人運転する車の中、偶然にもサムのラジオ番組を聴くアニー。
亡き妻への想いや出会いを聞き感動し涙する。
そして、母親やサムの出会いは、相手に会った瞬間に運命を感じたことに気がつく・・・

ある偶然から知り合うことになる二人がそれぞれの家族や恋人との日常を描きながら、
いかにして、出会うかが描かれていく。
サムは婚活を決意し、ヴィクトリアという彼女が出来るが、ジョナは二人に反発。
観ているこちらも彼女の甲高い笑い声に不快感で息子に共感!

ジョナは、ラブレターが届いた一人の女性が相応しいと思っている。

ジョナの色々な活躍も見事。
しかも彼女もちゃんといるし⁈
彼女の助けを借りてある計画を手配するところも見事‼️

古い名画がモチーフとしてストーリーに絡んでくる。
『めぐり逢い』1957年
出演 ケーリー・グラント、デボラ・カーのメロドラマの名作。
アニーと親友のお気に入り作品で、鑑賞場面が何度も出てセリフも完コピし、二人で熱く語る。
私は未鑑賞作。

『特攻大作戦』1967年米・英作品
出演 リー・マービン、チャールズ・ブロンソン出演の戦争アクション。

サムと友人夫婦が食事しながら、映画について語る場面で友人奥さんは、『めぐり逢い』を絶賛し、
サムと旦那は、この作品を絶賛する。私も好きな作品だが、泣ける場面なんかあったっけ⁇
(追記 友人奥さん役のリタ・ウィルソンは、トムの現在の奥様だそうです‼️)

本作監督のノーラ・エフロンは、メグ・ライアンの出世作『恋人たちの予感』で脚本担当し、監督ロブ・ライナーは本作では、サムの同僚ジェイ役で出演。サムと2人でバーで飲む場面に登場。

エフロン監督はこの5年後同じキャストで『ユー・ガット・メール』
を撮り、メグ・ライアンのロマコメ3部作となる。

個人的には、メグの前作『恋人たちの予感』の彼女の雰囲気が好きだが、本作では落ち着いた役柄を演じた。

最後の最後のシーンで、いきなり泣けた良い作品でした。
子供が活躍すると涙腺を刺激しますね!

AFI情熱的な映画ベスト100 (2002)の第45位にランクイン
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