シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

マグノリアのシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
3.9
もー、こういう群像劇大好きです!
『クラッシュ』っていう映画があったけど、あれに少し近いかな?
父親に食い物にされている天才クイズ少年と、かつて天才クイズ少年だったうだつの上がらない中年
そのクイズ番組の司会で、癌で死期が迫った老人と何故か彼を憎悪する娘と彼女と知り合いになった朴訥な警官
同じく死期の迫った老人と、その若い妻と、看護士と、怪しげな女性征服哲学を売る老人の息子…
あまり見たこともないような突飛な設定を見事に使いこなして、様々な人生の中で人が犯した過ちと悔やみを描いてます。
長尺だけど、いろんな人たちの話が同時進行してるので、ダレずに見れます。
罪と過ちには許しが与えられるべきかというテーマですが、最後のデウス・エクス・マキナの余りのバカバカしさに全てを許したくなってしまうという巧みな計算。
はれときどきぶた、じゃないんだから(笑)
いやー、もう本当に好き。