シュローダー

マグノリアのシュローダーのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
5.0
ポールトーマスアンダーソンは、僕の最も好きな監督の一人である。何故ならば、彼の映画には、テクニカルな技法を駆使した映像で全てを語るストーリーテリングと、監督の個人的な体験、思想を反映した作品を連ねる一貫したテーマ性。そして、役者陣の圧倒的な演技。これら全てが最高レベルで備わっているからである。そしてそんな彼の最高傑作であると思うのはこの「マグノリア」である。長尺を一切感じさせない熱量を持った編集。予想外の展開を見せるストーリー そして、あの驚愕のオチの先に見える、確かな感動。人生は何が起こるかわからない。後悔の先には晴れ渡る未来が待っている。誰もの人生に遍く響く物語だろう。