ZEL

マグノリアのZELのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
4.1
PTAの超大作。とにかく長い。3時間ほどの長編映画。でも飽きない。これぞPTAと言わんばかりの難解さ。癖になる映画だよね。お馴染みのPTAキャスト集結。

テーマはおそらく、偶然や後悔。
ザ・群像劇。個人的には同じ群像劇のクラッシュとは大差あり。クラッシュがブロークバックマウンテンを破った意味がわからない。と、話が逸れたがキャストはほぼほぼブギーナイツ。ブギーナイツから見た人は、より楽しい。更に言えばハードエイトから見てるともっと楽しい。

個性豊かなキャラクターが群像劇らしく、各々埋もれることなく際立っている。特にトムクルーズ。役柄が強烈なのもあるが、それを演じきる実力。このキャストの中で1つ抜けた。
女性で強烈なインパクトを残したのはメローラウォルターズ。最後に今まで見せなかった表情が印象的。

3時間と長い映画の中でも退屈させない要素として、キャスト、演技以外に音楽がある。この映画の隠れた魅力というべきか。
ものすごく映画に合っている。

最後の最後にまさかの出来事が。
あまりに有名なシーンだが、何度みても慣れない。見たことない人は確かめて。
度肝ぬかれます。
ZEL

ZEL