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恋する寄生虫の芽のネタバレレビュー・内容・結末

恋する寄生虫(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

異色のラヴストーリー。まさにこの言葉がぴったりの今までに観たことがないラヴストーリーだった。原作は読んでいません。

CGの使い方。目に見えないものを表現するのにすごい長けている監督さんで、柿本監督ならではの作品なのかなと思いました。
舞台挨拶で林遣都さんが見失いがちなことに気づくことが大切だと言っていました。
本当にその通りで、このような世界になり、人と会うことを避けてきたり、実際の距離も、心の距離も遠くなってしまった今に必要なこととか、遠回しではあるかもしれないけれどそんなメッセージも込められているのかなと思いました。

とにかく2人の演技がうますぎて、思わず2人の感情にのめり込んでしまい、この映像を不気味だと思うかもしれないけれど、これが精一杯の2人の世界なんだと、美しいと思えたし、煌びやかに見えた。

キャストが少ないというのも、2人の世界をたっぷり堪能できる良さ。ひたすら2人とそこに入り込む井浦新さんと石橋凌さんも素晴らしい。

11月12日公開です。いろんな人が楽しめる作品だと思います。ぜひ映画館で!
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