はるな

恋する寄生虫のはるなのネタバレレビュー・内容・結末

恋する寄生虫(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作が好きなだけあってオチなど含めて不満が残る。この作品の元々の良さはメリーバッドエンドというか別に他人から見たら悲観的な死でも本人らが幸せならそれで良いよね、みたいな所だと思うのだけど、この映画のオチはそれぶち壊してはい!ハッピーエンドです!って感じで良さが薄らいで割と普通にラブストーリーになってしまった感じ。
高坂の作ったワームもスマホを使えなくする程度のものから、ツリーが発火する様なものに変わっていてガチのテロリストじみていておいおい…となる。絵的には綺麗だけども。あと和泉の設定も変わっていたせいで院長が人体実験するガチマッドサイエンティストみたいになっている。
ただ、音楽の使い方や視線恐怖症のグロテスクな演出などは総じて雰囲気にあっていてとても好みだったので、前半は凄い好きな映画。後半の愛だの恋だの言い出すところは小っ恥ずかしいから少し苦手。小松菜奈は血が良く似合うので3.5点。
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