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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へのめるのレビュー・感想・評価

2.6
「この映画ってどんな映画?」と聞かれたら…

「美輪明宏が神だった」

と答えるであろう映画。


私が観たポケモン映画はアルセウスまでで、これが今までに観た中で一番小物感を感じていました。
なぜなんでしょう…伝説のポケモンが4体も出ているというのに。(ちなみに私は伝説のポケモンがバンバン出てくるタイプのものは好きじゃないです。)
たぶん、話の舞台が狭いこと、登場人物が少ないこと、時を越えてはいるわりにはサトシたちが実際に活躍する時間が短かったこと、(これはあくまで個人的な意見ですが)エンディングの曲がイマイチだったことが原因だと思われます。

不満な点を上げると、サトシたちを含め、ディアルガ・パルキア・ギラティナの3体の扱いが雑だったことです。あと、ケビンって必要でしたか?私にはタケシがフラれるためにいたキャラクターとしか考えられませんでした。

細かいストーリーをちゃんと覚えていた訳ではなかったのですが、ダモスとアルセウスのお話はまあまあ感動的で良かったです。

そして、やっぱりサトシがスーパーマサラ人だった!!
前は当たり前のように見ていたのに、改めて見るとこの子って本当に10歳?と感じます。
あの高さから飛び降りて命の宝玉を足でキャッチ!?
それをピカチュウの頭の上に落とす!?(無印のエンディング「ひゃくごじゅういちのおもいで」のピカチュウを思い出した。)
あんな薄っぺらい木の板に飛び降りジャンプ!?(しかもダメージはゼロ。足が折れないのが不思議。)
そして、細い丸太の上も難なく渡るマサラタウンのサトシ!!
もはやポカーンとしながら見ていました(笑)


実は今まで『ダークライ』からこの『アルセウス』までが三部作ということを気づかずに観ていました。何となく繋がっているなぁとは感じていましたが、後で調べて知りました。エンディングに出ていたゼロが可愛かったです(笑)
美輪明宏さんが声の出演をしていらっしゃるだけで迫力満天なので凄いです。
この映画は、美輪さんがアルセウスの声をやっていたことと三部作の最終章だからという理由でもっていると思います。


結論として、この映画は単体としてはあまり評価できません。
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