ii

キャデラックレコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜のiiのレビュー・感想・評価

3.8
親父の知り合いに借りて親父と鑑賞。

40年代第二次世界大戦前のアメリカ、シカゴが舞台の実話もの。実際にあったチェスレコードという会社がモデルでそこから生まれたブルース、黒人歌手たちの成功と苦悩。社長は白人で最初にヘッドハンティングしたのが農村で働くマーディウォーターズ。最初の頃は二人三脚でブルースを広めようとしていくのだが……。
ダックウォークでライブハウスの間にあった白人と黒人の境界線をなくしたのがチャックベリー。ベルリンの壁の崩壊よりも価値のある一瞬だったと思う。
ビヨンセが総指揮で主演級で出てくる、演技もうまいし歌のシーンは当たり前だけど抜群。
ここに登場する黎明期の黒人シンガーの曲をもっと聴いてから再観したいと思います。

最後に特典映像の作成秘話から監督の言葉を。

「頭で考えてる通りにやったらダメ。視点を変えるの。映画は成長するもの」
ii

ii