のんchan

キャデラックレコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜ののんchanのレビュー・感想・評価

4.0
レコード会社を題材にしている映画はいくつかあるだろう。
この映画はシカゴのチェスレコード♪の創立から終焉までを丁寧に描いている。

まずブルースの誕生から始まり、チェスレーベルとしてブルースの盛況時代、そしてロックンロールとソウルミュージックに移行し、スター達が移り変わる様が解る。

ブルースの父マディ・ウォーターズ、その息子的なリトル・ウォルター、唸るハウリン・ウルフ、R&R旋風チャック・ベリー、ブルースの女王エタ・ジェームズ
伝説の巨人達のブラックミュージックの歴史を、成り切りの俳優、歌手が演奏と歌と共に楽しませてくれる🎶


私事で恐縮ですが、親から聞かされていたことがあります。
「貴女はオムツを当ててまだ歩けない時からお尻をモゴモゴと動かしてリズムに乗っていた♬」と。
父がブラックミュージック(ブルース・R&B・ソウル・ジャズ)が好きでレコード収集をしていてレコードの針を落とし、家にはいつも音楽があった♬

その影響か?若い頃は高円寺『次郎吉』吉祥寺『MANDA-LA2』原宿『クロコダイル』渋谷『屋根裏』によく行った。
私は当時【ブルーヘブン】というシカゴブルースをこよなく愛すカバーバンドの追っかけをしてたので🎶

その為、渋谷の芽瑠璃堂に足繁く通いどれどけ貢献した事か‼︎ちょっとした音楽喫茶並みにレコードを持っていた。
それがもちろん、マディ・ウォーターズから始まったブルースのレコードだった。
リトル・ウォルター、ハウリン・ウルフも持っていた。
でも私はもう少し後の別レーベル♬の方が好きだったけど。オーティス・レディング、リトル・リチャード、サム・クック💓

あまりに懐かしくて集中して楽しめた108分でした♪
エタ・ジェームズ役のビヨンセが、ソウル・バラードの傑作「At Last」「All I Could Do Was Cry」「I’d Rather Go Blind」などを見事に歌い上げて聴き惚れます🎶
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