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カメラを止めるな!リモート大作戦!のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

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「カメラを止めるな!」は、山奥の廃虚を舞台に37分間ワンシーン・ワンカットでゾンビサバイバル映画を撮影する、映像ディレクター日暮隆之(濱津隆之)ら自主映画撮影隊を描いた。今回の物語の舞台は、まさに新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている、現在の日本。困難な状況の中、自宅待機中の日暮の元に、笹原(どんぐり)、古沢(大沢真一郎)両プロデューサーからビデオ電話があり「今月中に再現ドラマを1本作って欲しい」とのむちゃぶりなオーダーが届く。「家から出られないこの状況で撮影は出来ませんよ」と渋る日暮に、笹原が「スタッフキャスト全員、自宅から一歩も出ず、一度も会わず、完全リモートで作ります」と提案し、製作が始まる物語だ。
リモート撮影の、シーンの繋がりをちゃんと考えて上手く撮影すれば成立する利便性と共に、現場で俳優同士のやり取りの中で生まれるケミストリー、アドリブやアクシデントに対するリアクションなど現場でしか生まれないものも同時に強調していて、「現場でみんなと撮影したいな」「映画館で映画見たいな」と作る側と観る側が思える実験短編映画。
今回は、特別にノースコアで。
「また現場でお会いしましょう」
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