ももいろりんご

ビルド・ア・ガールのももいろりんごのレビュー・感想・評価

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)
3.7
上映期間が終わるーと駆け込んだ作品。観てよかった😊。席数少ない劇場とはいえ、私専用(お一人様)だったのは初体験。もう1週間経ってしまったけれど。
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 =STORY=
ジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)は、物を書くのが大好きで、文才もある16歳の高校生。家には、未だミュージシャンを夢見るパパ、産後うつのママ、憎まれ口はきくが優しい兄と弟達がいる。冴えない自分、パッとしない生活。ここからどうしたら抜け出せるか、模索(妄想?)する毎日。
そんなジョアンナが、兄の勧めで大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募。髪を赤く染め、奇抜なファッションに大変身したジョアンナは、採用され、音楽ライター“ドリー・ワイルド”として成功していく。
しかし、インタビュー取材で出会ったロック・スターのジョン・カイト(アルフィー・アレン)に夢中になり、私情が混ざった記事を書いてしまったことで、所詮夢見る高校生の記事と、編集部から干されてしまう。
仕事を続けたいジョアンナは、起死回生のため人をこき下ろす過激な毒舌記事を書く。すると、“ドリー・ワイルド”の人気が爆発。地位、名声、お金、望んだものを手に入れたのだが…。
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とにかくビーニー演じるジョアンナが魅力的。
パンパン気味なボディと冴えない見た目に悩み、お金もない、家の手伝いもしなきゃ…ジョアンナは魔法なんて夢みてはダメよと自分に言い聞かせる。実に真面目な女の子。
自分で自分の毎日を、人生を変えようとする。そして実際に、劣等感をパワーに変えて花を咲かせます。応援したくなるよね〜
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でも16歳なんです!
調子に乗ることだってあります。恋もします。失敗だってします。当たり前じゃないか!
「私、間違った」と気づけることが、まずはものスゴく大事。そしてそこからが、またかわいい。
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本作は実話ベース。イギリスのキャトリン・モランが16歳で『メロディ・メイカー』誌でジャーナリストとしてのキャリアを始めたことが始まりで、1993年のこと。まだインターネットもない、紙媒体が強力な影響力を持っていた頃。
売れればいい的な音楽誌の輩は上っ面だけで、オトナや業界の人ってヤな感じねと思わせるけど、ジョン・カイトやエマ・トンプソン演じる他紙の編集長がいい仕事していてステキです。
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ジョアンナには、大切な家族がいて、特に1番の相談相手である兄の存在が大きい。彼女の部屋の壁一面に貼られたピンナップたち…彼女が尊敬してやまない歴史上の偉人たちのピンナップについてのエピソードもほっこりします。
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英語原作、原題は『How to Build a Girl』。
そう、女の子はこうして、強くたくましくキラキラと作られるのだ。