よくもまあこんな奥さんに29年も耐えたもんだエドワード(最初の数年は良かったのかも)。人間って怒らない相手にはつけ上がるもの。グレースは夫エドワードにいつも突っかかり嫌味や文句ばかりの″君臨″キャラ。ちゃぶ台返しまでしちゃう。それでいて自分たち夫婦の間には揺るぎない愛がある、と勝手に信じてる。夫婦の問題に巻き込まれる一人息子ジェイミーも可哀想。ジェイミーに「パパは恋してる」と言われ黙るグレース。でもグレースは強かった。離婚後飼い始めた犬にエドワードと名付け、″Die!″と命じるとゴロッと転がる芸を仕込むところなんかはさすが！
グレースに「私のお茶は？💢」と言われていたエドワードは今はアンジェラにお茶を入れてもらっている。アンジェラが言うようにもう少し早く、せめてグレースが40代のうちに別れていればよかったのに、とは思う。そうしたらグレースは″嫌な女″を早めに抜け出し、この教訓を生かし新しい人を見つけられたかも。
何年も着ているであろうこなれたバーバリーのコートにジーンズのアネット・べニングが素敵でした。
【教訓】自分の機嫌は自分で取ろう
