らんらん

をぢさん/をじさんのらんらんのレビュー・感想・評価

をぢさん/をじさん(1943年製作の映画)
3.5
戦前の名脇役河村黎吉の珍しい主演作

【あらすじ】
河村黎吉は人のことが気になってしまう性分で何にでも首を突っ込み世話を焼きたがる
妻の飯田蝶子はそんな姿をみっともない、おせっかいが過ぎると小言を言う毎日

そんな河村黎吉には可愛がってる坊ちゃんがいます
義弟のお嫁さんを紹介してくれた桑野通子の息子で家族のようなお付き合いをしているのですが
ある日その坊ちゃんが病気になってしまい、河村黎吉はその原因が自分のせいだと思い込み落ち込むのだった、、、

【感想】
まあ、素朴な小話って感じ

坊ちゃんにお饅頭かなんかを食べさせたら容態が悪くなっちゃう
食中毒?と思ったんだけど、なんか知らないけど今夜が峠みたいになっちゃう
で、なんか知らないけど輸血が必要で血液型の合う飯田蝶子が名乗り出て、そのおかげで回復に向かう

どんな病気よw さすがに強引で都合がよすぎる、このへんはもうちょっとなんとかならなかったものか

見所としては河村黎吉&飯田蝶子のかけあい、芸達者ぶりを堪能できる点
河村黎吉って胡散臭い役やロクデナシ役、今作のようないい人役も全部上手い
バカな役でもそれらしいし頭のいい役でもそれらしい
いつもの河村黎吉ってのがなくて、今回はどんな河村黎吉が見れるんだろうってのが脇役ながら出演者に名前があるのを見ると楽しみの一つだったりします
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