ペコリンゴ

カポネのペコリンゴのレビュー・感想・評価

カポネ(2020年製作の映画)
2.9
記録。
盛者必衰の理。

数々の映像作品のモチーフとなり、アメリカンギャングといえばこの人なアル・カポネの晩年を描いた伝記映画。

「壊れているのは、世界か、俺か」だって。めちゃくちゃカッコいいキャッチコピーじゃないですか。

というのも禁酒法時代に「暗黒街の顔役」として名を馳せたカポネは、若くして患った梅毒の影響で認知症に悩まされ、現実と妄想の狭間を彷徨う晩年を送る。

まぁ客観的に見ると壊れてるのはあんたの方だ、なんだけど本作はそんなカポネの視点で進行する物語。何が現実なのか分からなくなるような展開は意図的なものだろう。

ドデカいオムツを着用し、葉巻の代わりにニンジンを加えたカポネがマシンガンを乱射する強烈な絵面は脳裏にこびりついて離れない。

でもねぇ…。
カポネを演じたトム・ハーディの怪演以外に見所と言える見所はあまり無いんですよねぇ。シンプルに脚本が面白くない。なんていうか、「ふーん、で?」て言うのが正直な感想。

どれだけの割合が脚色なのかは分かんないけど、面白い伝記映画ってのは作るのが難しいんだろうなぁって思っちゃいました。