この映画を観て初めに感じたことは、アル・カポネの晩年の人生に思いを馳せたことなど一度もなかった、という懐古の念だった。
禁酒法の時代にエリオット・ネスたちのチームによって逮捕された時点で私のアル・カポネ知見は止まっていた。
まさか、このような晩年を生きていたとは思いもよらぬことだったよ。
そして何より驚いたことは、彼が逮捕された時、まだ32歳の若さだった、という事実だな。
当時のアル・カポネと言えば、合衆国を敵に回して闘っていたような印象があったが、その頃の彼はまだ20代だったというのだから驚きだよ。
彼の晩年は、確かにそれほど面白い生き様ではないが、トム・ハーディは、その頃のアル・カポネを見事に演じきっていたように思う。
彼が48歳という若さでこの世を去ったことを知った。
諸々、新たな学びと、そして、我が振りを直す機会を与えてくれた映画だったよ。
ありがとう。