からかす

カポネのからかすのレビュー・感想・評価

カポネ(2020年製作の映画)
1.5
アル・カポネという人物について
多少知識がある方が楽しめる作品だとは思う。
私自身は映画に出てくるアルカポネしか知らないので
マフィアのボスをバリバリやってる彼のイメージのみで鑑賞。

なにせ晩年のカポネが
精神的病に冒され幻覚症状がひどいため
本作の八割近くが幻覚・妄想・フラッシュバックで
構成されているため
物語が進まない進まない。
幻覚を見てぎゃー、妄想を見てうんちブリブリッの繰り返し。
晩年のカポネを憐れんでいいのやら
カポネを介護する側に憐れんでいいのやら焦点が合わない。

トム・ハーディは芸達者だなとは思いつつも
その熱演が映画のクオリティを上げるまでには
至ってない、というか
脚本・演出が練られてない感がどうしても強い。

何よりオチよ。
「えっこれで終わり!?」という感じ。
そりゃカポネ自身は残すは死ぬだけだから
物語の展開のさせようもないんだけど
唐突感がひどすぎてちょっと唖然としてしまった。
からかす

からかす