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ボン・ヴォヤージュのpukupukupuのレビュー・感想・評価

ボン・ヴォヤージュ(2016年製作の映画)
4.5
・怪しい人間を助ける前に夫のような冷静な判断は必要だと思う。ただ海に浮く死体を見ると、例え命懸けで逃げてきた難民達だとしても、一人一人の死に責任を感じるべきだと思った。社会的に正しい事をするのか、人として正しい事をするのかを考えさせられた。
・難民側の人々は彼ら自体が悪い訳ではないし、「助けてくれてありがとう」と思う気持ちと「なぜもっと早く助けなかった」という気持ちが併存するのも理解出来る。家族に何かあったら尚更否定的な感情を抱いても不思議ではないし、子供だけでも助けたいと願い強引に子供を隠す親の行動も否定できない。
・この作品で難民問題に興味が出たので良かった。究極の選択の一つにも思えるが、国がややこしくしてるだけで、命がかかっている人々は助けるべきであり、助けようとする人々も罪だとする事は変えなければならないと思った。
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