やすのり

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのやすのりのレビュー・感想・評価

4.6
 これは……やられました! ネトフリの3行あらすじと副題にだまされてた…ドタバタ学園コメディとばっかり思ってた…

 文学や絵画のちょいと哲学的な小難しいトコをアホなポールの???に絡ませたコメディ要素が主の前半…でもね、アホの勢い!は撃沈寸前…から逆転!…賢者をオトす、という奇跡を呼ぶんです…一途な男の、当たって砕けろ!は意外と強しですね…

 後半からの…「愛」について…「愛は厄介、おぞましくて利己的そして大胆…」深堀りしてきます…ですが、この三人の感情に嫉妬とか憎しみは見えないんです、何故か爽やかにすら感じる…この不思議な三角関係は、誰も成就しない替わりに彼らの本当の自分の姿をそれぞれに気づかせてあげたという事でしょうか…
 エンディングの彼らのシーンは、エールを贈る言葉をかけてあげたくなる!…しか思いつかないんです…
 「数年後に会おう!」唐突のキス!から走り去るエリーの言葉…観てるこっちもその日が来るのが楽しみになっちゃいますよ!
 
  
  
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