まち

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのまちのレビュー・感想・評価

4.0
男女の友情は成立するよ。2020年ならね。
アメフト部のポールから恋文の代筆を頼まれたエリーは、手紙の相手の女性をすきでーーー!
という青春ドラマ

この物語は主人公のエリーを通してポールの成長を見、愛とは?を考えるはなしかなと感じました。
ポールは「愛の形は一つじゃない」ことを学び、エリーと大親友になります。「愛ってなに?」と皮肉っていたエリーも、最後電車を追い走るポールを見て涙を流す。これも愛だと知る。
アスターを想う「愛」だけど、エリーとの間に生まれた最強の友情も「愛」だと思うんです。
愛は性愛だけではない。人を思いやって努力することも愛すること。2人はそれを体現してくれました。

ポールはアメリカ人なのに英語が苦手で、我慢ができなかったり、その気もない(?)相手にキスしたりとちょっとバカそうだけど、「愛は相手のために努力することだろ?」が彼の行動の軸になっていたので、エリーがアスターのことを好きだと気づいた時に「地獄に落ちる」と嫌悪した後思いの外短いうちに葛藤を乗り越えることができたのも愛のための努力の結果だったのかな、と思っています。
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