Netflixオリジナルのドラマ作品は、とても空気感が良い。そういうのが多い気がします。
そしてエリーの性格が良い。サバサバしていて好ましい。ポールもアスターも良い子。なんなら、アスターの彼氏も単細胞で憎めない。
「愛」の形がいろいろだということや、人を好きになる価値観の多様さみたいなものを自然に物語に溶け込ませてあって、心穏やかに鑑賞できました。
テーマをゴリ押ししないのに、愛以外にもいろんな問題を提起しているようで、かつ穏やか、ってなかなかないのでは。
友情、移民、差別、性的指向、進路、親子、自分の殻を破ること、などなど。
エリーのお母さんが好きだったというChicagoのif you leave me now。私も大好きで、あのシーンは、終始抑えめなエリーの素直なところが出ていたなぁと思う。とても好きなシーンでした。この映画の「山場」だね♬
私たちは失われた半分を探しているらしい。その人に会えば間違いなくその人だと分かって愛し合えるのだと。
現実はそんなにロマンチックじゃないけれど、これ以上探し回らなくていいや、と思える人と一緒になった私はとてもラッキーだ。