全然期待しないで観てたら、途中からこれはただ事ではないぞ、と…
エリー可愛すぎかっ!今年のベストガール決定!
ポールいい奴すぎかっ!お前ベストガイ!
(顔がちょっとウィル・ポールターっぽくて初見怖かった…)
恥ずかしながらサルトルもカズオ・イシグロも全く読んだことはないもので、劇中登場する本に関しては無知です。多分、それぞれが重要な意味、というか知ってる人にとっては完全にネタバレになるんでしょうが…
私が連想したのは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『ウォールフラワー』。
正真正銘"愛"のお話。
モノローグの使い方も巧いし、メールの見せ方もオシャレ。音楽の使い方も素晴らしいです。
ステレオタイプなコメディ描写は皆無、重くなくあっさり仕上げているにも関わらず、あのラストで泣かせるんだからもう文句の付けようがないです。恐れ入りました。
あとから知ったのですが、監督の実体験ベースらしいです、これ。実際めちゃくちゃキツいでしょ。笑
さりげなく神をディスるくだりも最高。カトリックの田舎はマジあんな感じで窮屈らしいですからねー。
嫌だ嫌だ、田舎と宗教が絡むとロクなことがない…
ティーン向けのラブコメという括りで敬遠したら絶対損します。オススメです。