つるぎたけし

銃2020のつるぎたけしのネタバレレビュー・内容・結末

銃2020(2020年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

作中で登場する人物に誰一人共感出来る者がいない

主人公は完全に精神を病んでしまっているので、慎重と言う言葉とは程遠い行動しかしないし、無気力な生き様を見せられて吐き気がしてくる
吹越満演じる悪徳警官も相当な屑だが、そいつにさえ暴言浴びせられた時、若干同意してしまいそうになるくらいイライラさせられた
拾った銃を使って自慰にふける場面があるけど、銃口が股間から丸分かりで見えているので、狂気も感じられずに役者の頑張りを殺してしまっていて勿体ないし、シラける
ここはエロス云々じゃなく、もっと狂気を前面に押し出すべきだと思う

佐藤浩市が演じる謎の男も全く意味不明で、目撃者であり、凶器の持ち逃げをした主人公を生かしておく理由が見当たらない
普通は亡き者にされるはずだが、単純に憐みを感じて見逃したに留まらず、挙句自分が守ってやるってどうしたらそんな発想になるのか不思議でならない

加藤雅也演じるストーカーぽい歯科医の登場理由が全く不明
単なるマゾヒストのお笑い要員でしかない

前作?の銃も相当変な作品だったが、これはそれを遥かに超えた変態作品
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