このレビューはネタバレを含みます
疲れた〜。。。
観終わった後、ちょっと笑ってしまいました。
久しぶりに真っ向からフランス映画を観た感じ。
ここ最近観ていたフランス映画はお洒落でちょっと風変わりで…くらいのものでしたが、本来私が知覚していたフランス映画ってこういうのだったなと思い出しました。ギャスパーノエのCLIMAX以来の感覚。
最初の方はとにかく痛いねんて。。
エロに慣れてきたくらいから怒涛の痛い、痛い、痛い!!!
私の一番観られないものってホラーとかではなく"痛い"映画だな多分……。
(何度も両手で顔を覆った)
後半は打って変わって、めちゃくちゃまさかな出会いからアレクシアが愛を見つける。おそらく車以外に対して、初めて感じる愛情。それが儚く、痛々しく、とても不安定。少し触れるだけで崩れ落ちてしまいそうな愛を、どうか壊さないでと祈るように観ていました。偽物の父親に抱く愛情を、親子愛なのか異性愛なのか分からないままどうにか繋ぎ止めたくてもがくアレクシア。
父親は息子だと思っていたアレクシアに女を見せられ、混乱して畏怖心と嫌悪感で突き放そうとするが、最後には全てを受け止める。。。
チタンとは何なのか、彼女に何が起こったのか、それを知るにはチタンを埋め込まれる前後どちらも重要なのではないか。。
観終わった後もいろんなことを考えずにはいられない作品でした。