The Old Guard：ジーナ・プリンス＝バイスウッド監督、グレッグ・ ルッカ脚本、製作総指揮、シャーリーズ・セロン主演、製作、キキ・レイン、マティアス・スーナールツ、マーワン・ケンザリ、ルカ・マリネッリ、ベロニカ・グゥ、ハリー・メリング出演、ハウシュカ、ダスティン・オハロラン音楽、タミ・レイカー、バリー・アクロイド撮影、2020年作品。原作は「スーパーマン」「ワンダーウーマン」「ウルヴァリン 」などのアメリカンコミックライターで小説家でもあるグレッグ・ ルッカの同名コミック。
何世紀にも渡り歴史の影で暗躍し、秘密裏に人類を守り続けてきた“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちの物語。その設定から「エターナルズ」と似た印象を持っていたが、かなり違ったイメージで楽しかった。しかもこちらの方が先に製作されていた事を考えると、かなり新鮮味を感じたであろう。いずれにしても不老不死の物語は生きる事の孤独と切なさ、醜さをも描かれていて、深みを感じる事も出来ると思う。
「エターナルズ」の壮大で神秘的な物語に比べて、こちらはリアルタッチで意外と現実的な描写が多いのが特徴だろうか。どのアクションシーンもキレッキレ且つスタイリッシュにまとまっていて素晴らしく、特にシャーリーズ・セロンはカッコ良過ぎるかな(笑)
個人的にはプリペイド・ピアノで有名なドイツの音楽家ハウシュカのBGMやお洒落に挟まれるポップスの選曲も素敵だと感じた。
軽く多様性も描きつつアメリカの社会風刺の要素も盛り込まれていて、観応えたっぷりだと思う。いかにも続編がありそうなので、楽しみにしたい(笑)
