kissenger800

キング・オブ・スタテンアイランドのkissenger800のレビュー・感想・評価

-
出た、隙あらば自分語り(たくなるやつ)。どうします、どこまで自分語り入れていいんですかこれ。

- スタテンアイランドには1ヵ月だけ、大学寮に居たことがあるんですよあの面倒くさい地元自慢と、どうせニュー・ジャージーにもバカにされるんだよって卑下の鬱陶しさと懐かしさよ(その後自力で移ったのがワシントンハイツだったって自分語りは某作のほうに書きました)
- ブシェーミのファミリーネームを日本では誰も読めなかったころからのファンなのでこんなに喋る彼を久しぶりに見た感慨ったらもう(前回はビースティ・ボーイズのドキュメンタリーで最後に客席が映ったときだったのでなおさら)
- ジャド・アパトーが年と共に常識にかかってきてる(=競馬用語)のがちょっとウケる。今回いちばん笑ったダイアログは"He's like a nepotism." "...is that a disease?"ってところ

これベースにあるのはスタテンの土地柄で、木更津キャッツアイとかSRサイタマノラッパーとか、大都会に近いんだけど抜き難く田舎。って要素がパーソナルな物語にアドオンされている内輪ウケでしかないので実はアメリカ人でも微妙に分かる/分からないを峻別するタイプだとは思います。
ただ、なんとなくの共感を誘う上手さは一種の職人芸。そういうのに不感症なおじさんこと俺がいまちょっと泣きそうなのはブシェーミ愛のせいですから、本タイトル単品での評価はハマれば泣ける/ハマならければ露悪趣味に辟易する、つまりいつものアパトー。と思うんだが目が真っ赤なままそんなこと言っても説得力ぜんぜんないのよー。
kissenger800

kissenger800