hato

ジョン・ウィック:コンセクエンスのhatoのレビュー・感想・評価

4.1
鑑賞環境の差は大きいと思うけど、前作は長い助走だったのかと思うほどに良かった!おもしろアクションもカッコいいアクションもふんだんだし一つ一つのシークエンスがめっちゃ長い。寧ろちょっと多すぎたし長すぎたぐらい。とにかく物足りない気分で終わるなんてことは全くなかった。

序盤から既に最高潮。2とか3序盤のアイデアが凝ったおもしろアクションは大好きだけど、今作の大阪戦はただただカッコいいが詰まってたな。やはり刀は唆られる。
何より伊澤彩織さんの小回りの利いた動きが超胸アツ。リナ・サワヤマさんと体格が違いすぎて「今は伊澤さんだ!」ってわかりやすすぎたのが嬉しいようで残念でもあったけど。

で、パリ戦はそれを超えてきた。こっちはおもしろアクション盛りだくさん。交通量の多い道路、ドラゴンブレス弾、222段の階段なんてアクションが始まる前から最高な予感しかしないけど、実際に始まったら予想を超えるレベルにおもろかった。もう自分から転がりにいってるやんあれは。
前作から雑魚の耐久度が上がって、それはまぁあの世界観ならそうなるのが当然だし納得なんだけど爽快感には欠けるよなぁ。って思ってたところ、パリ戦ではいい程度に抑えられていたのも大きい。

あとキャラクターはシリーズ中で一番良かったな。シマヅはもちろん、ケインも超好きだったし、クズ侯爵と金歯デブも敵として最高のキャラしてた。
でも個人的に一番刺さったのは追跡者! あぁいう地味で出しゃばらないけど確かな魅力のあるキャラクターが大好き。堅実な動きとギミック付き装備、そしてファンネル的なワンちゃんと、ソフィアより渋くて楽しかった。ある意味いちばんスカッとさせてくれたキャラでもあるし。

次作はあまりスッキリできなさそうな予感だけど、一体どうなるのだろう。
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