餃子man

ザ・ファイブ・ブラッズの餃子manのレビュー・感想・評価

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)
3.8
ベトナム戦争に参加した黒人兵士が、戦地に残された友人の遺体と、金塊を回収するために再びベトナムに訪れる。という物語。



本作はチャドウィック・ボーズマンの遺作である。


ベトナム戦争では現地の人々からすれば加害者の黒人兵士はアメリカ本国に帰れば差別の被害者という立場の中で、彼らを導いたノーマンに再開する。
ノーマン以外のブラッドである4人(特にポール)はどこか自分に問題を抱えている
そしてポールは、ノーマンを誤って殺してしまったことから来る罪悪感が、彼を苦しめ、久しぶりの再会のはずなのに、ブラッドとの関係が危うくなりかける。
「戦争は金」「金は戦争」ノーマンの残した言葉は重い。

回想で登場するノーマンはブラッドに教える神父のような存在に見えた。最後に許すシーンなんか神様に見えていた。


最終的には寄付をすることで金の行先に決着をつけたが、社会的な問題に対して自分がどう向き合うべきだろうとこの作品を見たあとに考えている。答えは見つからないが、、、、、
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