スパイク・リーが撮るべくして作った作品。今このタイミングでの公開にも意味がある。ストーリーについては敢えて書かないけれど、戦地へ行く米国兵の黒人率が高いのは事実。2003年イラク戦争が始まった3月以降、NYマンハッタンでは毎週末大規模の反戦デモが行われていたんだけれど、デモ参加者に黒人が少ないのが見ていて不思議でした。軍のリクルーティングは除隊後の大学学費免除と生活費補助が掲げていて、大学で学びたい意欲のある低所得の若者も黒人層が多いから。結果戦地へ行く黒人の若者が増え、その家族は反戦デモには勿論参加をしない。モヤモヤする現実です。戦争は人を狂わし、戦争が終わっても狂わされた人は永遠にその苦しみが続くんですね。。。
あとスパイク・リーファンにはお馴染みのカメラワーク、ダブルドリーのシーンもありますのでお楽しみに☆
