幕のリア

ザ・ファイブ・ブラッズの幕のリアのレビュー・感想・評価

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)
2.8
フィクションとは言え、アメリカの身勝手なエゴに満ち溢れたストーリーに全く入り込めない。

国家権力が抱える矛盾、人権とそれを踏みにじるもの。
スパイク・リーの描きたい要素はいつもの作品よりも広いと理解出来るが、こちらの身に迫ってこない。
同じアジア人として、人殺しを行った地で好き勝手やってる奴らを見るのはそれだけで腹立たしいし、一瞬たりとも肩入れ出来ない。

いつものスパイクリー作品以上の強烈なバッドエンドを期待して無駄に長い尺を渋々我慢したものの‥
皆大好きPWハウザー君の使い方もなっておらずガックリ。

トランプ批判にとどまらず、日本映画じゃ絶対出来ない、いや誰もしようともしない主張の明確さとそれを許す媒体の表現の自由は芯が通っているのだが。

〜〜

今日の一曲

Sly and the Family Stone - Don't Call Me Nigger, Whitey


https://m.youtube.com/watch?v=kxY-age6Ilk
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