ザ・ファイブ・ブラッズの作品情報・感想・評価・動画配信

「ザ・ファイブ・ブラッズ」に投稿された感想・評価

pippin

pippinの感想・評価

4.6
わー!
これは、、大作だった!
最近になって、チャドウィック・ボーズマンの出演作をよく目にしますが、本当に、、ああ、なんてもったいない!
ってすごく思います。
この作品には特別出演ぽい出番でしたが、、しっかりと印象に残る役でした。
ちょっと途中から発狂したような状態になるオッサンがいますが(すみません俳優さんを知らなくて)、その方が、ものすごーくウマくて怖くて、ギャー!って思いながら見ていました。
(※注:ホラー映画ではありません)
曲がカッコイイ!
ソウルミュージック、そして黒人、ブラックライブズマター、キング牧師、、、
織り交ぜ方がすごい。

ヘビィな内容ですが、戦争が引き起こす、影響。戦争は続いている。親子関係で。PTSDで。執着で。愛で。
悲しけもなるし、無力感も感じます。
いい映画でした。
大豆

大豆の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

年取った帰還兵がベトナムで当時を振り返るみたいな話かと思ってたら違った

ポールだけは当時の出来事から逃れられなくて、息子ともうまく向き合えてない
どれだけ時間経っても戦争が残したものは大きくて、冒頭の脚のない子供やヘディの団体も戦争があったから存在するものなんだと思った

廃寺での戦闘の後立っているのが若い世代だけで、これからのことを暗示してる感じかした
見てしまいました。
尺が長いかなぁと思ったら、あっという間の2時間半。

今だにこんな事あるのでしょうかねえ?

結局、戦争の親玉は○○○なので、あいつらのせいでこんな映画見てるんだなあって事なのよね。
settun

settunの感想・評価

3.7
地雷がまだあるなんて怖すぎる。
あんな怖いものが、戦争の名残りで残ってるなんてつらい。終わった戦争をぶり返すような、そんな気がした。
なんで人って恨みあって競争しあって戦争して平和にならないんだろうと思うけど、この映画を見て改めて強く思った!
世界が一つになれんかねー。
映画というリアルな映像で世の中を知ることも大切だと思うし、映画にしか伝えられない事もたくさんあると思うから見てよかったけど、やっぱり怖いしスッキリはしない。
ぼとる

ぼとるの感想・評価

4.1
「戦争を体験した者は永遠に戦争が続く」
まさしくこれの体現であるかのような一本だった。

ベトナム戦争から半世紀、4人の黒人退役軍人「ファイブブラッズ」は、亡くなった隊長の遺骨と任務中に地面に眠らせた金塊を探すため、再びベトナムの地へ訪れたが……。

完全に消えない黒人差別、ベトナムとの因縁、体に染み込んだ戦争恐怖、カネから生まれる狂気。
これら全てを圧縮し、強烈な描写と彼らの様々な苦悩、葛藤を鮮烈に描く。時間の流れは過ぎても、戦争からは決して逃げることのできない彼らのもがき苦しむ姿はとても辛かった。逃げられないが故に狂気に走り、死者の赦しを乞いながらも彷徨い続けるポールによる、まさに自分達に向けて残しているような独り言には、目を離すことができなかった。離すことが許されないように思えた。

このレビューはネタバレを含みます

スパイクリーの映画に慣れてきた私には最高の作品だった
ベトナム戦争やBLMの実際の映像、ポールの作品を観ている観客に向けたスピーチ、マーヴィンゲイの音楽、全部良かった。

今回はこの黒人の怒りだけじゃなく北ベトナム側の怒りだったりフランスへの責任提起とかも含まれてるし、対立構造もかなり複雑。

地獄の黙示録はもちろんだけど他にも色々オマージュっぽい箇所があるのに分からなくて悔しい~。

チャドウィックボーズマンのカリスマ性がもう遺憾なく発揮されてる
マ・レイニーのときもそうだけど、この人の言葉ってそれこそアリやキング牧師のようにパワーがあると思うなぁ 
今回は特に亡霊でもあり、神のような信仰対象の存在だったからチャドウィックの持っている絶対的存在感が役とぴったりだった。

ジャンレノもトランプの帽子ぴったり似合ってておもしろかった

ハリウッドって両親が欠点の一つもない良き理解者っていう映画が多い気がする。デンゼルワシントンのフェンスやこの作品のポールとデイヴィッドの関係性みたいに、親が自分の中の葛藤のせいで一方的に子供を傷つけてしまうっていうのも現実味溢れてて好き。

怒りを力に変えて作品にしてるから、全方位から好かれることはないし難しいのかもしれないけどいつかスパイクリー監督賞取ってほしいな。

書きたいこと死ぬほどあるから後で追記しよう
竜平

竜平の感想・評価

4.1
退役軍人である4人の黒人が、隊長の亡骸と当時隠したという金塊探しのため久しぶりにベトナムを訪れる、というところから始まる話。
ベトナム戦争とそこに関わる黒人の歴史というのを足早に伝えてくれる冒頭から、やがて始まる4人の自主的計画。年配の黒人たちが醸し出す陽気さや旅行のようなちょっとしたワクワクも見えつつで、なんやかんや順調に、ほのぼの進むかと思いきや、やっぱり一筋縄ではいかないのが映画ってもんで、様々なトラブル、またビビるようなショッキングな展開というのが徐々に現れてくる。戦時中のつらい記憶や帰還兵特有のトラウマによるものだったり、4人の友情やそれぞれの信念だったり、この状況下で生まれてるであろう疑心や欲だったり、そんで恐らく元からある人種的な差別や偏見、もっと細かく言えば現在のベトナムだからこその問題だったりと、もう後半はどれが原因なのかもわからなくなるほどに、とにかくいろんなものでごちゃ混ぜになっていく。ここらへんはとにかく見入ってしまうはず。少なくとも、金塊ほど超絶高価なものってのはやっぱり人を狂わせるよなと。キャストとしてはデルロイ・リンドーがなかなか凄まじい役どころ、その姿に目が釘付けになること請け合い。そして故チャドウィック・ボーズマンの立ち位置というのもまた絶妙だったり。
今作の根底には間違いなく、アメリカに未だあるという黒人差別、その歴史や事実の風刺、痛烈に批判するメッセージというのがあって、これは全編通して、まぁとくに冒頭と末尾に色濃く出てるわけだけど、例えばそれを置いといたとしても今作にはエンターテイメント性を含んだミリタリー系のアクションやヒューマンドラマとしてのおもしろさがしっかり組み込まれてるように思う。上映時間は少し長いけど、最後の最後までしっかり楽しめる内容。そんで人種の問題が多様化してきてる今だからこそ、その歴史について日本人にもがっつり伝わるような話になってるんじゃないかなと。個人的にはスパイク・リーのちょっと押し付けがましい作風というのに若干の苦手意識があったけど、うん、これはおもしろかった。オススメ。
岩男

岩男の感想・評価

4.5
不適切な表現だけど、凄く面白かった
ブラッズとはBlacksとBloods両方の意味があるんだろうか

ベトナム戦争で戦った5人のブラッズ
戦地で亡くなったリーダーの亡骸と、その地に残してきた金塊を探しにベトナムに戻る

初めは4人のオジさんの同窓会的な感じながらも、戦争の傷が未だに彼らの中に強く根付いていることが良く分かる

いざ現地に出陣!!
〜メコン川を下りながら流れる"ワルキューレの騎行🇻🇳"〜(ここ好きなシーン)

ヨボヨボのオジさんたちは無事に金塊とリーダーの亡骸を発見するが、本作はそこからの展開が凄まじい

このオジさんたちは何がしたいのか
そこまで駆り立てるものは何なのか
戦争をまた繰り返すのか

そこまでしても彼らが守りたかった固い約束と蔑まされてきた黒人としてのプライド
戦地で亡くなった沢山の黒人のために

Mother, mother
There's too many of you crying

Brother, brother, brother
There's far too many of you dying

You know we've got to find a way
To bring some lovin' here today

What's Going On / Marvin Gaye
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