TomoHojo

哀愁しんでれらのTomoHojoのレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.8
率直に渡部監督センス抜群が第一印象。

戦前の予想とは違うリアリスティックなファミリーサスペンス。

邦画独特のガチガチに固まったあからさまな様式美的な要素は皆無。何処となくおフランスな匂いが全編に漂う。画の美しさ、劇伴の嵌め方、陰湿なプロットなどどこか「オゾン」ぽい。プラス大幅に振り切る訳でも無く消化不良な感じで纏めあげてる点も。そこが本作を評価するポイントで意見が分かれそう。

土屋太鳳が名優の階段を駆け上がってる事も再認識。但し、脱いで欲しかったな。。。と願うのはお門違いか?
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