くう

哀愁しんでれらのくうのレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.6
これは面白い!

自分の子供が何を考えているのか、善なのか悪なのか、そんなことは実の親だってなかなか分からない。

予告でだいぶ話が分かっちゃってるからな、と思っていたけれど、それ以上の不気味さがあった。ほぼホラー。

天使のような無垢な太鳳ちゃん、こういう田中圭が見たかったんだよ!!の幅の広さを一作で見せてくれる田中圭さん、話も役者も見応えある。

後味はだいぶ悪いけれどホラーとして、とても良い。

他のユーザーの感想・評価

靴のサイズしか知らないくせによく結婚しようと思えるよね。

あまりに最悪なピタゴラスイッチにハマり、どん底にいた女性が運命の出会いにより、あっという間に幸せの絶頂へと上り詰めるシンデレラストーリーのはずが…

なんだこの問題作は…
家族にこだわるあまりどんどんと崩壊していく様が、あまりに惨い。

マジでぶっ飛んでた。
しゅあ

しゅあの感想・評価

3.5
やばいやつはやばいし、近づかない方がいい。
やっぱりある程度一緒に過ごさないとほつれとか出てこないから結婚するならちゃんと見極めないと。
わたしは逃げれるのなら逃げた方が自分のためだと思っちゃうけどなあ。

てゆか旦那子供溺愛すぎ。
ほんと最後の最後はありえないけど馬鹿だなあって思った😇
クー

クーの感想・評価

3.0
・点数は全て土屋太鳳に対してのもの。
・このトンデモラストに納得いくか、いかないか?が評価の分かれ目。
・不幸女性が幸せを掴むためにもがくストーリーと思いきや、サイコパスなガキをめぐるサスペンスかよ!
・しっかりと伏線回収して、土屋太鳳ちゃんが娘と対峙することで、本当の母親、家族になるんじゃないのかな?
・あのラストをするには整合性に欠ける。日本映画らしいと言えばそうだが、、、
シンデレラは、どんな形であってもしあわせにならなければならない、という観念。
女の子は誰でも、しあわせにならなければならない、という観念。
それがたとえ周囲のしあわせを奪うものだったとしても、ラストシーンは綺麗に笑ってめでたしめでたしを迎えたい、というのはどんな女の子の心にも少しはあるんだと思います。
みみみ

みみみの感想・評価

3.0

女の子は誰でも"幸せにならなくては"という恐怖と闘っている…………という導入からの着地点としてはそれでいいの!?というラスト。そうくるか〜と………本当にそれでいいの!?

狂気を帯びた土屋太鳳が大好きなので満足度は高いです。でも"凶悪事件“に期待しすぎていたので、もっと血塗られた役もみたかったな〜………
aki

akiの感想・評価

3.6
グリム童話の様なストーリー。
子役のCOCOちゃんは、本当に不気味で怖かった。

このレビューはネタバレを含みます

劇場鑑賞11本目
見る前は田中圭がナチュラルサイコ役かなと思っていたらそれを遥かに上回るサイコがいた
結婚って本当にギャンブル、リスキーだなと改めて思う
大ちゃんの絶妙に胡散臭いというか嘘くさい感じがすごいリアルで気持ち悪い
自分と意見の違う人間はすべてバカという括りでバカにするところも気持ち悪い
二人とも親に対する理想像が強すぎるというか子育てを全て自分の思い通りにしようとしすぎていて見ててしんどかったなあ
小春が自分が絶対ああはなりたくないと思っていた母親と自分を重ねるシーンはめちゃめちゃ悲しかった
大ちゃんの小春に対する叱り方が完全に人を支配したがる人のそれでめちゃ怖い
小春が子どもを叩いちゃったの気持ちわかるよ、煽り方やばかったもん子どもとは思えない煽り方してたもん
ラストはあえてファンタジーっぽい演出にして夢の中の出来事で実際には起きてないよみたいなことなのかな?
何が怖いって、誰も真実を確認しようとせず自分が思いたいように思い込み物事を進めようとすること
ちゃんと目の前の出来事、人に向き合っていたら悲劇は防げたかもしれないのに
土屋太鳳さん、初めて綺麗と思いました。
夢見がちで完璧主義っぽいところがハマり役すぎる
田中圭もナチュラルボーンサイコやらせたら天下一品だもんな〜
あと子役ちゃんがすごすぎた、まじで憎たらしい
怒鳴り声とか泣きわめく声が苦手だから見てるのしんどいシーン多かったけど映画としては好き
12本目

児童相談所で働く小春は、ある夜怒涛の不幸に襲われて全てを失ってしまうが
踏切で倒れている大悟を助けたことをきっかけに、彼と結婚することになる。

長編監督デビュー作でもあるかしこい狗は吠えずに笑うから8年ぶり(!)渡部亮平の最新作は
今作も孤独から救われたものが地獄を巡っていくサスペンス作品

しんでれらという名前がついているのに不気味な音楽の使い方や
曇天なのにミュージカルチックなカメラワークをしたりするギャップが良い
焼肉のシーンの固定カメラ長回しは修羅場というか地獄というか

初めは自分を捨てた母親みたいになりたくないと思っていた小春が
超サイコパスな娘とお前も何もしない大悟の異常性に挟まれてだんだん壊れていく
田中圭とCOCOの演技はもちろん良いのだが、
2人の色に染まっていく土屋太鳳の演技がすごく良かった

伏線が回収が上手く、先が読めない展開の中たどり着くドン引きしかしないラストシーン
あんな問題起こしておいて、その仕事で学校にそれで呼ばれることはまずないと思うのはさておき
このシーンで今年最大の問題作となったと感じた
たけし

たけしの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

評価が微妙でしたが何となく見てみましたが失敗でした。
いつになったら引き込まれるのだろうと思いつつ観ていたら、はぁ?で終わり。
いきなりそんな風にモンペにゃならんだろ?

児童大量大虐殺って。
もしかして妄想?でもそれだと手紙の件はおかしいし。

ひとつも引き込まれることなく、最後が はぁ?だったのでもうどうでもいいです。
猫

猫の感想・評価

3.5
こうでなければいけないっていう理想が結局縛り付けになって狂ってって、あの人ヤバすぎと思ってても明日は我が身ってこともあるっていう感じ。怖い怖い
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くうさんが書いた他の作品のレビュー

零落(2023年製作の映画)

3.5

趣里さん、伊藤 蘭さんによく似ているって、今回初めて思った。

出だしは何かのPVのように見せたいシーンだけが細切れになっているように感じたけれど、話にグイグイ引き込まれて、ラストは鳥肌。

何かの頂
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派手さはないけれど、静かな感動。

スピルバーグ監督を作り上げた血筋、家族の物語。


それにし
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