いぬかい

哀愁しんでれらのいぬかいのレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
4.3
すごい映画だった。キャスト陣の演技が素晴らしい。小春が大悟とヒカリと幸せな日々を送る前半から一転して、後半の急展開。衝撃のラスト。あそこまでするか?という感想を持ったが、まぁこの夫婦なら何をしてもおかしくないなぁと。小春と大悟にとって、ヒカリは最高の宝物で、それを傷つける奴は許さないという、自己中心的な考えを持っている。その結果がラストの惨劇だ。ポスターで3人の目が白目なのは、盲目(自己中心的で、周りが見えていない)ということだとわかった。この家族にも問題はあるが、彼らを取り巻く社会にも問題はあると思う。スピード感があったので、中弛みすることがなかった。土屋太鳳、田中圭、COCOのサイコな演技が一番の見どころ。

2022年 64本目
いぬかい

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