こんぶ

哀愁しんでれらのこんぶのレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.3
なんか不憫な主人公が一生懸命幸せになろうとする話。

総じて不安感が強くて、怖かった!
凄いイライラするしいい映画でした!

他のユーザーの感想・評価

Imymemine

Imymemineの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

真面目すぎるあまり職場では失敗続き、祖父の介護に妹の学費、彼氏には浮気されて、実家は火の不始末で1階にあった父の職場は焼けてしまう。全てを失った女が踏切で助けたのは開業医の男だった。

シンデレラ、或いは赤い靴。ジェンダーロールに縛られる女の話。
見事に全員が気持ち悪い思想に取り憑かれてるので普通に不快になるけど(褒めてる)全国どこにでもある話なんだろうなと思うとやるせない。
理想を追求しその型に嵌めることに執着する優生思想の父、その理想の型に嵌ることに気を取られて人との関わり方を見失う母、すこやかにのびのび育ち手作りのポーチを捨てても人を突き落としても何をしても咎められず親に守られている娘。
娘の狂い方が理解できないまま終わったけど、ただただ理解に苦しむ問題児という認識でよかっただろうか。モンスターペアレンツが問題児を世に放つのかもしれない。

全部見たけど、濡れ場が絶妙に苦手で……点滴しながら事に及ぶな。
土屋太鳳ちゃんの出演作を観る機会がなかったので観れてよかった。少しヒステリックだったり硬い役が似合う。でも友達と和やかにカフェでお話しているところもよかった。
児童相談所で働く小春は幼いころ母親に捨てられた経験から理想の家族・母親像に幻想を抱き、幸せを本気で突き詰めた故の家族内で起きた事件の物語。

祖父が倒れ、家が焼け父は職を失い、彼に浮気される、、など人生の不幸が一度にやってきた主人公だが、開業医の外車に乗った王子様の大悟と出会い、人生が一変するシンデレラストーリー。
のはずが、連れ子のヒカリの母親になったことで母親としての苦悩の日々に。

ストーリー事態はサスペンス系のホラー仕立てですが、「幸せ」という概念の本質を捉えようとした面白い作品だと思いました。
周囲から見られる幸せそうな姿と自分が思い描いた幸せのギャップにストレスを感じたり、不幸な人を見ることで相対的に自分が幸せに感じたり、楽しいことが幸せではないような。

2023年18本目
終始いい意味でイライラさせられる。特に子供の演技がうまくて。

自分の理想像と現実との乖離で幸せを見失う主人公と元々狂ってる夫、性格が悪い娘の3人で怒鳴り合うシーンはニヤニヤが止まらなかった。
Jessy3939

Jessy3939の感想・評価

3.6
静かーに狂気じみてくの面白かった
親の育て方とか考え方が子供にそんまま反映されるってほんとよねー

2023年60本目
みさ

みさの感想・評価

3.5
なんかどこかで見たことがあるような映画だった
どんどん狂っていく姿が気持ち悪い

このレビューはネタバレを含みます

❤️‍🔥

🌹おじいちゃんが倒れ、車で交通事故からの運転手の父は飲酒運転をしていたことから警察署へ、家の1階は火事になり、彼氏は職場の先輩に寝取られる。これでもかってくらいの不幸が一夜にして訪れる…が、電車に轢かれそうになっていた大悟と再開したことをきっかけに小春の人生は大逆転する。まさにシンデレラストーリー。
🌹小春の「坊主で許されると思う?切るならおちんちんだろ」は最高w
🌹出会って1ヶ月で結婚はスピード婚すぎ。
🌹小春と大悟のお医者さんごっこえちい。
🌹泉澤家のみんなどんなタイミングで耳鳴りなるの?イライラした時?それとも嫌な思いした時?
🌹"女の子は誰でも漠然としたひとつの恐怖を抱えている。私は幸せになれるのだろうか"女の子は夢や希望、期待を持ちすぎて無意識に苦しみ、生きづらい人生を歩んでいるってことなんだろうな。
🌹「母親になることと母親であることは違う」めちゃくちゃ深い。子供さえできればみんな自動的に母親にはなれる。母親という役割は自動的につくけど、面倒の見方や愛情の注ぎ方は自動的に身につくものではないからね。その後、産んだにもかかわらず虐待したり、育児放棄したり、殺したり…たまにニュースで見るような母親は、ストレスや母親であることを放棄したいがために弱い立場の子供を傷つける。そういった母親(親)は親として失格だよね。
🌹小春のお父さん「お化けになっちゃえばお化けは怖くないぞ。世の中みんな自分の居場所に麻痺するんだよ。はじめは抵抗があっても、いずれ痛みなんて感じなくなるのさ。」って言ってたけど小春がまさにそうだよね。大悟とヒカリの言動に最初はめちゃくちゃ違和感、感じまくってたけどだんだん麻痺して、泉澤家の変というか歪んだ価値観に染まっていってしまう。
🌹"子供の将来はその母親の努力によって決まる"ナポレオンの言葉。今の時代は両親の努力によって決まるんだろうな。そして子育ては褒めるだけじゃなく、時として叱ることも必要だなって思った。
暴力は良くないけど、時には親は強いんだぞアピールがないと子供にナメられ、下に見られ、すぐ口答えをし反抗するようになる。本作もヒカリが上手い具合に両親を操ってたように感じる。やっぱ雷落とす勢いで怒ることも大切。
ヒカリが赤い靴で駄々こねたり、小春がうさぎの剥製壊した時煽ったり…あんなの自分の親にやったら即行ビンタかゲンコツ食らわされてたw
🌹ヒカリはくるみちゃんのこと突き落としたのか、突き落としてないのか…どっちなんだろ。最初は前者だろって思ってたけど、わたるくん常にくるみちゃんに嘘ついてたし、ヒカリにいじめっ子扱いされてたから腹いせにヒカリのせいにしたんじゃないか、だから最後、教室にいたもう1人の女の子"ひかりちゃんは殺してないよ♡みんなわかってる♪"って手紙渡したんじゃないかな。そー思うと先生達にヒカリがくるみちゃんを突き落とした、俺嘘つかないからって訴えるわたるくんの言葉の信憑性だいぶ半減する。
それにしても手紙に♡と♪書くのはえぐい。特にひかりちゃんは殺してないよ♡が笑うw
🌹金子みすゞの『私と小鳥と鈴と』の詩めちゃくちゃ好きだから…使われ方雑でモヤっとした。
🌹太鳳ちゃんは本作のオファーを3回も断っていたらしい。台本を読んで「本能が警戒した作品だった」とか。あと、COCOちゃんはこれが演技初挑戦。いやいや、迫力ありすぎでしょ。
は

はの感想・評価

3.6
本作のテーマは「女性の生きづらさ」
童話『シンデレラ』でも描かれる「幸せ=王子様との結婚」という固定観念にとらわれ、がんじがらめになっていく主人公の姿を、ホラーなファンタジーとして描く
キャストも、この布陣しかないだろうと思わせるほどにパーフェクト。
土屋太鳳の歪むほどに色気を放っていく美しさ、田中圭のどんどん怖くなる笑顔とモラハラ演技、そして子役のCOCOの変幻自在な演技力
sui

suiの感想・評価

3.4
子役すごいな。怖すぎ、でも最後のクラスメイトからの手紙は?本当はどうだったの?でももはや真実も知る必要がないのか。きっと程度の差はあれ、こういう子や親は居る…。怖。
あと、目の色の不思議よ。
Yl

Ylの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

面白くないって分かってる映画を観て
ちゃんと面白くなかった時 
めちゃくちゃ自分を責めますね。

最後
さもしてやったり!みたいな演出されてたけど
何も心にきてない。。
しんどい。

気持ちの悪い映画。
なかなか共感し難い部分が多かったがテーマが深すぎる。
どんどん美しなる妻が怖い。

少し逸れる感想ですが出会う人でここまで人間変わるんだよねと改めて。
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こんぶさんが書いた他の作品のレビュー

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

震災の御伽話。
すごい考えさせられたセリフがあって、震災があった事実だけは忘れちゃいけないなーと思ったり。

メインは恋愛で、ダイジンもかわいくて良かった!

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

歌姫が歌でみんなを幸せにしたい話。

思ってたよりも面白かった!歌がいい!
シャンクスっていっつも不安にさせるけど、結局カッコいいんだよなぁ。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

みんな大好きスラダン!!!
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3.0

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ホラーかと思いきやホラーじゃない。でもある意味ホラー。

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MAMA(2013年製作の映画)

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ホラーだけどちょっと切ない。
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.1

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全然期待してなかったけど、面白かった!
小さい時に夢中になって映画観てた感覚を思い出した!

たぶんゴーストバスターズ好きな人はも
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