いちみる

哀愁しんでれらのいちみるのネタバレレビュー・内容・結末

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

❤️‍🔥

🌹おじいちゃんが倒れ、車で交通事故からの運転手の父は飲酒運転をしていたことから警察署へ、家の1階は火事になり、彼氏は職場の先輩に寝取られる。これでもかってくらいの不幸が一夜にして訪れる…が、電車に轢かれそうになっていた大悟と再開したことをきっかけに小春の人生は大逆転する。まさにシンデレラストーリー。
🌹小春の「坊主で許されると思う?切るならおちんちんだろ」は最高w
🌹出会って1ヶ月で結婚はスピード婚すぎ。
🌹小春と大悟のお医者さんごっこえちい。
🌹泉澤家のみんなどんなタイミングで耳鳴りなるの?イライラした時?それとも嫌な思いした時?
🌹"女の子は誰でも漠然としたひとつの恐怖を抱えている。私は幸せになれるのだろうか"女の子は夢や希望、期待を持ちすぎて無意識に苦しみ、生きづらい人生を歩んでいるってことなんだろうな。
🌹「母親になることと母親であることは違う」めちゃくちゃ深い。子供さえできればみんな自動的に母親にはなれる。母親という役割は自動的につくけど、面倒の見方や愛情の注ぎ方は自動的に身につくものではないからね。その後、産んだにもかかわらず虐待したり、育児放棄したり、殺したり…たまにニュースで見るような母親は、ストレスや母親であることを放棄したいがために弱い立場の子供を傷つける。そういった母親(親)は親として失格だよね。
🌹小春のお父さん「お化けになっちゃえばお化けは怖くないぞ。世の中みんな自分の居場所に麻痺するんだよ。はじめは抵抗があっても、いずれ痛みなんて感じなくなるのさ。」って言ってたけど小春がまさにそうだよね。大悟とヒカリの言動に最初はめちゃくちゃ違和感、感じまくってたけどだんだん麻痺して、泉澤家の変というか歪んだ価値観に染まっていってしまう。
🌹"子供の将来はその母親の努力によって決まる"ナポレオンの言葉。今の時代は両親の努力によって決まるんだろうな。そして子育ては褒めるだけじゃなく、時として叱ることも必要だなって思った。
暴力は良くないけど、時には親は強いんだぞアピールがないと子供にナメられ、下に見られ、すぐ口答えをし反抗するようになる。本作もヒカリが上手い具合に両親を操ってたように感じる。やっぱ雷落とす勢いで怒ることも大切。
ヒカリが赤い靴で駄々こねたり、小春がうさぎの剥製壊した時煽ったり…あんなの自分の親にやったら即行ビンタかゲンコツ食らわされてたw
🌹ヒカリはくるみちゃんのこと突き落としたのか、突き落としてないのか…どっちなんだろ。最初は前者だろって思ってたけど、わたるくん常にくるみちゃんに嘘ついてたし、ヒカリにいじめっ子扱いされてたから腹いせにヒカリのせいにしたんじゃないか、だから最後、教室にいたもう1人の女の子"ひかりちゃんは殺してないよ♡みんなわかってる♪"って手紙渡したんじゃないかな。そー思うと先生達にヒカリがくるみちゃんを突き落とした、俺嘘つかないからって訴えるわたるくんの言葉の信憑性だいぶ半減する。
それにしても手紙に♡と♪書くのはえぐい。特にひかりちゃんは殺してないよ♡が笑うw
🌹金子みすゞの『私と小鳥と鈴と』の詩めちゃくちゃ好きだから…使われ方雑でモヤっとした。
🌹太鳳ちゃんは本作のオファーを3回も断っていたらしい。台本を読んで「本能が警戒した作品だった」とか。あと、COCOちゃんはこれが演技初挑戦。いやいや、迫力ありすぎでしょ。
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