極楽蝶

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶の極楽蝶のレビュー・感想・評価

3.5
戦争がだんだんと遠くなっていくなか、沖縄戦の証言として貴重ですねぇ。
途中で米軍が調査した日本本土の沖縄の意識について、沖縄を「やっかいな存在とさげすんでいる」(正確ではないけど)と認識されていたのは驚きでしたねぇ! アメリカは日本が沖縄を捨石にすることを感じていたのではないかなぁ!? もう一つの驚きは沖縄の14歳以上男子は全員兵隊とされていたこと。沖縄戦が地獄だったことの象徴のように感じました!
ガマに隠れていたハワイ帰りの沖縄の人が米軍と交渉した後、機転を利かせて「同じ死ぬなら明るい太陽を浴びて死のう」(正確ではないけど)と言って全員をガマから出して、救出された話も印象に残りますねぇ。米具に捕まるぐらいなら死ね迫る日本兵と救出された人たちの食料を与える米兵の格差も。
エンディングで白旗を背負った少女には、深い意味が込められていますねぇ!!
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