Coordi

アオラレのCoordiのレビュー・感想・評価

アオラレ(2020年製作の映画)
3.7
『アナログ暴走感』

オープニングから私たちが直面している現実問題を突きつけられる。
テクノロジーの進化によって私たちは進化したのだろうか。
そもそも進化とはなんだろうか。

この作品では、一人の男の脳内の理性が崩壊し、
車で人間を追い詰める。

私たちが背負っているのは十字ではなく、
そこには“神”からの幸福へのジャッジメントはない。

聖書の文字。
救われない人たちの重荷は漂うだけの道への行き先なのか。

ハサミで真理が切り刻まれる。

そこにはポツネンと、虚しさとしての虚像が揺れうごいている。

蜃気楼。

愛する気持ち。

母としての気持ちが身体の動きとなって現れる。

汝を抱きしめて青空をパレットに描く。
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