ku

アオラレのkuのレビュー・感想・評価

アオラレ(2020年製作の映画)
3.6
不運な男と不運な女

内容は、寝坊した美容師のレイチェルは、息子のカイルを学校へ送りながら職場に向かう途中、大渋滞に巻き込まれてしまう。いら立つ彼女は、信号が青になっても発進しない前の車にクラクションを鳴らして追い越すと、ドライバーの男は後をつけてきて謝罪を要求する。彼女がそれを拒否し、息子を学校に送り届けガソリンスタンドに寄ると、先ほどの男に尾行されていることに気付く......というもの。

不運な女のクラクションの鳴らし方が気に食わなかった不運な男による復讐劇。どちらか一方に心の余裕があればこんな事にならなかったんですけどね。『激突』と違って、煽る側の正体は分かっているため、正体不明という点からくる精神的な怖さはないですけど、やる事の限度が超えていてビックリ。こんな2人に巻き込まれる人が可哀想です😓

個人的には最後まで胸糞でいってほしかったなと思いました。まあ、外国はスカッとするラストが好きな人が多い様なので、こうなるとは思ってましたが。躊躇なく人を殺していくシーンは面白かったですね。ラッセル・クロウにはこれくらい暴れてもらった方が見ていて楽しいです。

煽り運転は現実でも大きな問題となっていますし、時間と心に余裕を持って運転したいものですね。
ku

ku