『アメリカン・ギャングスター』も『マン・オブ・スティール』も、お前絶対悪いヤツだろ、絶対裏切るだろ、と思ってたら最後までイイ人の役だった、悪人顔でお馴染みのラッセル・クロウ。
今回は有無を言わせぬ極悪非道のサイコパスを演じてると聞いたから鑑賞したのだけど。
まず原題を見て、なんでこの邦題つけるかな、と脱力。
この手の作品にはよくあるけれど、加害者の凶悪性とは全く関係なく、ただただ被害女性が馬鹿としか思えない。
クライマックスに行くまで、何回周囲の人に助けを求められた? 警察に通報すれば良かったんじゃないの?
まあでもそれをしちゃったら1時間30分の尺が半分以下で終わっちまうのでしょう。
被害女性にも非があるよね、という感想を薄めたいという意図を感じさせる冒頭のシーンなのだろうけど、全然意味ない。
我々はこの作品を反面教師として、もしも自分があおり運転を喰らったらどうすればいいのかを考えてみるキッカケにはなるかもしれない。いやならない。