韓国映画初めてです!
士農工商がはっきり別れていた江戸時代、武士に憧れた農民の子が、階級社会に抗うため奮闘する。勲功をあげるもどこまでいっても農民の子は農民でしかなく、ふとしたことからお里が知れ、悲劇を招いてしまう。
そんな話が頭に浮かびました。階級に関する話は現代社会にも存在し、資本主義によって深く刻み込まれている。格差って深くてどうしようもないものなんだよ、と教えてくれる映画です。そして、裕福な人が不注意に人を傷つけてしまうのもお決まりですね。
カラーで見たかったのですが、調度よい時間がなかったためにモノクロで観賞しました。色がないことは全く気になりませんでした!
前半のそんなふうに騙されるわけないでしょの連続で金持ち一家に取り入っていくシーンは笑えましたし、後半はおいおいバレたらどうするんだよ?というハラハラも味わえました。
貴族は高いところに家を建て、経済的に苦しい家庭は半地下の家に住むことになる。家の高さが経済の縦社会を象徴的に表しています。半地下の家で一番高いところにあるのがトイレというのも興味深いことですね。