https://www.cinematheque.fr/henri/film/144590-films-de-paul-nadar-paul-nadar-1896-1898/
有名な写真家である nadar の息子である paul nadar による 1896年から1898年に撮られた作品群らしい。調べても父親の情報しか出てこなかった。
一枚絵を背景とした舞台での短い演劇、ダンサー、肖像写真ではなく肖像映像、パリの大通りの歩行者と馬車の往来。
父親が肖像写真で有名らしいことを考えると、肖像映像が一番重要なのかもしれない。その他はメリエスやリュミエール兄弟とそこまで変わらない映像のように思える。
大通りでの歩行者と車(と鉄道)の往来はcity-symphony の映画でも頻出する。馬車や車が当時の近代化の象徴だったからか、交通ルールがそこまで行き渡っておらず信号も横断歩道もない状態での、無秩序であると同時に秩序立っているような往来の感覚が映画に適していたからなのか。
