逆鱗

大阪少女の逆鱗のレビュー・感想・評価

大阪少女(2020年製作の映画)
3.0
大阪下町のGAFAかBATH

木賃アパートや文化住宅の大家の孫娘が主人公

その子があるシーンで言うのだが、「ウチには口座が作られへんヤツもおって、現金払いが平等で確実なんじゃ」と

やっていることはメガデジタル企業と同じ発想
例えば、中国先進企業のアリババも口座を持ってなくてもキャッシュレス決済ができるアリペイを作った

そんな大阪下町のプラットフォーマーである大家の孫娘は、軽快にヒトクセもフタクセもある住民から、家賃を取り立てていく

口座振り込みなんて許したら絶対払わないヤツら
家賃は取り損ねて、退去勧告をしたりすることを考えると、毎月取り立てに行く手間の方がマシのように思えるし、
住居を失わずに済むことを考えると住民にとっても助かるホスピタリティ溢れるサービスだと思う

関東人から見ると交わす言葉は乱暴だが、大阪の下町の日常会話を映画用に大袈裟にしただけで、基本的にはあんなもんなのかもしれないなと思ってしまう
さすがに少女が大人の頭を小突かないとは思うが…

孫娘が家賃を取り立てる際の住民とのやり取りや、ヤクザに婆ちゃんの資産を狙われてしまうなどのドタバタ劇が楽しい映画なのだが、演出が安っぽいのが3点の理由

申し訳ないが、大学生の頃に映画を撮影していた友人のクオリティを思い出してしまった...

以下蛇足
大阪は社会人になってからの10年間過ごした大好きな街
今は北ヤードなどだいぶオシャレになっているが、東京ほど素顔を隠していないところが気に入っている
東京は開発という整形が進み過ぎて、素顔がわかりにくくなっているが、私がいた当時の大阪は見える素顔が良かった
自由に選べるなら、今も俺は大阪に住みたい