コメディベースではありながら割と直球の感動物語を人気俳優とリッチな映像でパッケージしている如何にもネトフリオリジナルらしい作品。ウィル・フェレルが製作と脚本を務めアダム・マッケイが製作総指揮という布陣ながら、なんだかラブコメにも近いテイストは自分の好みからはほど遠く、正直期待外れ。笑えるところは勿論あるんだけど不謹慎ギャグや下ネタがスパイス程度に留まっていて物足りない。
劇中でコンテスト参加者が歌う楽曲って本作のオリジナルなんだろうか?ツボを抑えたアレンジやキャッチーなメロディは逆にセルアウト系ポップスへの皮肉に聴こえちゃう。金満テイスト溢れる衣装やステージパフォーマンスなんかを観ると、少なからずそうした視点が入っているんじゃないかと思えるんだけど。
MVPはラストに登場する赤ん坊。ずっとビックリしている様な表情がめちゃめちゃ可愛いくて目が釘付けになる😍