死と向き合う患者と家族の物語。
それこそこの作品は自分自身の死生観次第なところが大きくて、ケースごとに思ったことも様々だったし、誰の感想を見てもなかなかしっくりこないんだろうなぁという映画だった。
いつくかの物語があるから全体的にあっさりめな印象だったけど、吉永さん自身が抱えるケースが一番考えさせられた。
医者だからこそ選択肢として有り得るかも知れないけど、自分の家族だったらどうしてあげることもできない問題。
あの時そうしていれば…が常につきまとってしまいそうで、日の出とは裏腹に気持ちは晴れなくて尾を引いた…。
完成披露というこで豪華キャストが登壇したけど、コロナ対策も兼ねてか数組に分かれてのトークで最後のマスコミ撮影時のみ全員集合。
観客席も間をあけての贅沢なイベントだったけど、映画の内容と同様にこれまで当たり前だったものがいかにかけがえのないものなのかを差異認識させられるイベントでもあった。
完成披露@国際フォーラムC