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#生きているのyumeayuのレビュー・感想・評価

#生きている(2020年製作の映画)
3.5
"モリス62"

Netflixオリジナルの韓国産ゾンビ映画。
街中がゾンビで溢れかえる中、1人自宅マンションに留まることにした青年のサバイバルを描く。
外がパニックの中、不用意に外に出ないという、まるでコロナ禍を意識したようなステイホームなゾンビもの。
確かになんでもかんでも外に逃げるというのも危険ですよね。リアル感を追求するのであれば、ショッピングモールではなくて、自宅に閉じこもるというゾンビ映画があっても不思議ではない。

物語が始まって数分でパニックになるので、掴みが非常に良くって、すごく配信向けの作品だなと思いました。
ネットや電気、水道といったインフラが割と長く使えるのはちょっとご都合的かなと感じたものの、感染?が局地的だと考えれば納得。

シチュエーションが限定的なので、物語的に退屈になりそうかなと思っていましたが、そこはやはり考えていたようで、中盤に主人公以外の生存者が登場します。
それが自室の向かい側の部屋に住む女性というのがよかった。なんとしても守ってあげたいという男心をくすぐります。
まぁ実際は守られてる感じでしたが…。ボンクラ主人公とは真逆に、普通に自分で脱出できそうなくらい賢くて勇敢な女の子でした(笑)。
パニック状態にある男女ということで、吊り橋効果もあって普通なら恋愛関係に発展しそうな感じですが、ヘタに恋愛関係にならないのは好印象でした。

他にも別の部屋に食料やアイテムを探しに行ったり、狭い通路やエレベーターでゾンビと対峙したり、マンションというシチュエーションを活かしたシーンもあって面白かったです。
2人でインスタントのジャージャー麺を食べるシーンがあったのは韓国らしい。

あと、ドローンが万能すぎて、これは防災グッズに必要かもと真剣に考えた。
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