ひよし

ヤクザと家族 The Familyのひよしのレビュー・感想・評価

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)
4.0
かなり歳下の女子にこの映画行った言うたら、オジサンが綾野剛を観に行くんですか⁉︎って少しひかれたのにも余裕で、しばく!と返せるくらい綾野剛に堪能しました。梅田で会うたら必ず盃を交わします。

暴力シーンは韓国映画で慣れとるから目を覆う事もそんなになく、20年に渡るクロニクル故に章によってはその年齢設定に無理あるんちゃうか!の心の声も少しで済みました。
イッチーの泣き笑いも久々拝見できたし、館、豊原、駿河、北村‥‥組の方々はみなホンマに籍おいてはるよな、くらいやったし。ほんでスマホの出現はホンマにすごいなと改めて思いました。

あの世界を美化するのではなく、あの世界に身を置いた者、身を置かざるを得なかった者が時代の流れに翻弄され、『普通』になれなかった者たちの悲哀と残酷さが描かれ、家族とは⁉︎をオープニングから問われます。
特に14年の歳月が流れた最終章は年月はもちろん理由も理由やから、まさに怒涛の展開でした。

あらすじはちょっと読んだけど予告も観んかったからあまり情報無く臨んだけど、観終わった後にポスター見たら、おお皆んな写っとるなぁ、見ん方がええんちゃうの、と思いつつ帰路につきました。
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