前作は、想像以上の抗争劇。それが上手い！藤井監督の過去作品から想像できないほどのバイオレンス！手持ちカメラが少し気になるが、もしかして深作欣二監督を意識してか？
そして後半である。観ていて思い出したのは、東海テレビ制作のドキュメンタリー映画『ヤクザと憲法』そこで語られていたことが、ドラマになって描かれている。参考にしたとしか……。
全体を通しては、現代を舞台としたヤクザ映画としては傑作の部類に入るだろう。
ただ、半グレはもう少し突っ込んでほしかったような……。あと、ラストのシークエンスはいらなかったような……。
あと、室内がブルートーンのフィルターとカラコレで、やたらと暗い。藤井監督の作品では、度々見かけることだが……もう少し明るくしたほうが芝居が分かるような気が。
